MENU

フィットの車中泊完全ガイド!快適な寝床づくりのコツと便利グッズ紹介

当ページのリンクには広告が含まれています。

近年、気軽に旅を楽しめるスタイルとして注目を集めているのが「車中泊」です。なかでもホンダのコンパクトカー「フィット」は、そのサイズ感と室内空間の使いやすさから、車中泊に挑戦する方々に人気があります。この記事では「フィットで車中泊はできますか?」と気になっている方に向けて、実際に車中泊を快適に行うための具体的な方法をご紹介します。

たとえば身長180cmの方でも工夫次第で就寝できるレイアウトのコツや、2人での車中泊を快適にするためのポイント、車中泊マットやニトリ製品を活用した寝心地改善法など、役立つ情報を盛り込んでいます。旧型フィットの対応力や、市販の車中泊キットを使わずに行う改造・ベッド自作アイデアも取り上げていますので、DIYが好きな方にも参考になるでしょう。

また、外からの視線を遮るための車中泊目隠し対策や、空間を無駄なく使う収納術についても解説しています。これからフィットで車中泊を始めたいと考えている方や、より快適に過ごしたいと感じている方に、実用的なヒントをお届けします。

この記事でわかること
  • フィットで車中泊が可能かどうか
  • フィット車内で快適に寝るための工夫やアイテム
  • 自作ベッドや収納術などの具体的なカスタム方法
  • 車中泊時の目隠しやマナー、安全面への対応方法
目次

フィットで快適に車中泊を楽しむ方法

引用:HONDA
POINT
  • フィットで車中泊はできますか?
  • 車中泊マットで寝心地改善
  • ベッドを自作するアイデア
  • フィットの車中泊に役立つ収納
  • 車中泊の目隠しに便利な100均グッズ

フィットで車中泊はできますか?

ホンダフィット 車中泊

はい、フィットでも車中泊は可能です。特に現行モデルや3代目(フィット3)は、コンパクトカーながらも室内空間が広く確保されており、一人用としては十分なスペースがあります。

フィットは「センタータンクレイアウト」と呼ばれる構造を採用しており、燃料タンクを前席の下に配置しています。これにより後席や荷室の床がフラットになりやすく、シートアレンジによって平らな寝床を作りやすくなっています。特に「ユーティリティーモード」を使えば、後席を簡単に倒して広いスペースを確保することができます。

ただし、成人男性がまっすぐ寝るには、シートアレンジだけでは長さがやや不足する場合があります。運転席や助手席を前にスライドさせるなどの工夫で、最大約170〜174cmの就寝スペースを確保することは可能ですが、その際はすき間や段差を埋める工夫も必要です。

このように、フィットは工夫次第で快適な車中泊ができるクルマですが、完全なフルフラットを求める方にはミニバンや軽ワゴンの方が向いている場合もあります。フィットは一人旅や短期の車中泊に向いた、手軽に使える選択肢のひとつです。

車中泊マットで寝心地改善

ホンダフィットと星空

車中泊の快適さを大きく左右するのが「マット」の有無です。車中泊マットを使うことで、凹凸のある車内の床をなだらかにし、体への負担を減らすことができます。

特にフィットのようなコンパクトカーでは、後席と荷室の間に段差が生じやすく、シートだけではフラットにならないことがあります。そのため、マットを使って段差を埋めたり、硬さを吸収することが重要です。

最近ではホームセンターやニトリ、ダイソーなどで手軽に購入できる折りたたみ式の銀マットやインフレーターマットも増えており、コストを抑えながら快適さを追求することができます。

ニトリの「寝具6点セット」や厚い銀マットなどは、実際に車中泊ユーザーからも高評価を得ています。折りたたんで収納できる点や、適度な厚みで底付き感を防げる点が便利です。

ただし、あまりに分厚いマットを選ぶと頭上空間が狭くなり、車内での動きが取りづらくなる場合もあります。マット選びの際は、厚みと収納性のバランスを考えることが大切です。

ベッドを自作するアイデア

ホンダフィットと夕日

車中泊をより快適にするためには、自分でベッドスペースをカスタムするのもひとつの方法です。フィットのように室内に段差やすき間がある車種では、既製品では対応しづらい部分もあるため、自作ベッドが有効です。

例えば、後席を倒した際にできる助手席との間のすき間(約30〜34cm)には、市販の折りたたみ式踏み台や木製の台を使って土台を作り、その上にマットを敷くと安定した就寝スペースになります。高さの目安は約26〜33cmほどで、踏み台の奥行きや幅がフィットに合うように調整するのがポイントです。

また、ホームセンターで手に入る合板や発泡スチロールを使って、フルフラット化するための土台を作る方法もあります。滑り止めシートを活用したり、ウレタンマットを重ねて高さを合わせることで、さらに寝心地を良くすることができます。

注意点としては、土台がしっかり安定していること、走行中に動かない構造であることが重要です。材料は軽量で丈夫なものを選び、安全面を最優先に設計するようにしましょう。

こうして自作することで、自分の体格や好みにぴったり合ったベッドを作れるのが大きなメリットです。コストを抑えつつも、満足度の高い車中泊空間が実現できます。

フィットの車中泊に役立つ収納

ホンダフィットと雪山

フィットで快適に車中泊をするには、限られた空間を有効に使える「収納の工夫」が欠かせません。特にコンパクトカーの場合、荷物をすっきり整理することで、就寝スペースの確保や動線の確保に大きく影響します。

そこで活躍するのが、車内に簡単に設置できる軽量な収納グッズです。例えば、セリアやダイソーで販売されている「バックルボックス」や「ラッセバスケット」は、洗面道具や食器、着替えなどの収納に便利です。これらはカーゴスペースや後部座席の足元にぴったり収まるサイズ感で、取り出しもスムーズに行えます。

また、セリアの「車用ソフトドアポケット」をヘッドレストやシートベルト周りに取り付けると、スマートフォンやマスク、小物類を手の届く場所に置いておくことができ、就寝時もストレスがありません。ティッシュやゴミ袋などを吊るすには、ダイソーの「アシストグリップ用マルチフック」も便利です。

ただし、収納グッズの数が多すぎると逆に車内が散らかってしまう恐れがあります。使用頻度が高いもの、就寝中に必要なものを中心に、用途別にまとめておくとより快適に過ごせます。

収納を工夫することで、車中泊中も自宅のように落ち着いた空間が生まれます。コンパクトカーの限られたスペースでも、アイデア次第で驚くほど快適な空間がつくれるのです。

車中泊の目隠しに便利な100均グッズ

ホンダフィットと紅葉

車中泊を快適に過ごすために欠かせないのが「目隠し」です。周囲からの視線を遮ることで、防犯対策にもなり、プライベート空間としての安心感も得られます。こうした目隠しに役立つのが、100円ショップで手に入る手軽なグッズです。

まずおすすめしたいのが、ダイソーの「ゴムロープ ピンチ付」と「フロントガラス用サンシェード」です。グラブレールにゴムロープを張り、そこにサンシェードをピンチで吊るせば、運転席と後部座席の間に簡易カーテンが作れます。この方法は設置が楽なうえ、外が見えにくくなり視線対策として効果的です。

また、後部座席のサイドガラスには「車内用日よけカーテン」がおすすめです。吸盤で取り付けられ、開閉もスライド式で便利。窓のサイズに合わせてアジャスト可能なので、しっかりフィットします。さらに三角窓など細かい部分には、カットしたレジャーシートを貼ってカバーすれば完璧です。

リアウィンドウには、セリアの「キャンプ柄サンシェード」が見た目もおしゃれで人気です。吸盤で固定するだけなので設置も簡単。内装に合わせて柄を選べば、車内の雰囲気も明るくなります。

これらのグッズはすべて100均で揃うため、コストをかけずにしっかりとした車中泊環境が整います。ただし、吸盤タイプのアイテムは時間と共に外れることもあるため、マジックテープや補助テープを併用するとより安定します。

プライバシーを確保することで、車中泊がぐっと快適になります。安価なアイテムでも十分な効果を発揮してくれるのが、100均グッズの魅力です。

フィットの車中泊を成功させるコツ

引用:HONDA
POINT
  • 180cmでも車中泊で寝られる?
  • 2人でも車中泊を快適に過ごすには
  • 旧型フィットの車中泊対応力は?
  • 車中泊に便利な段差・隙間の対策法
  • 車中泊に最適な場所選び
  • 車中泊マナーと注意点

180cmでも車中泊で寝られる?

身長180cm前後の方が車中泊できるかどうかは、多くの人が気になるポイントです。フィットのようなコンパクトカーでも、工夫次第で就寝スペースを確保することは十分に可能です。

フィットの室内長はおよそ1935mm。後部座席を倒し、助手席を前にスライドさせれば、理論上は180cmの体をまっすぐに伸ばして寝ることができます。ただし、完全なフルフラットではなく、前列シートとの間に20cmほどの段差や隙間ができることがあります。

この段差を埋めるためには、マットやクッションを使ったり、足元を斜めにすることで解消できます。実際、身長172cmの人が少し斜めになれば快適に眠れたという例もありますので、180cmの方でも寝方に工夫をすれば問題なく過ごせます。

ただし、荷物の量や同乗者の有無によってスペースが狭くなることもあるため、可能であれば1人での使用や荷物の整理がポイントです。寝返りが多い方は、横向きや対角線で寝るようにレイアウトを考えるとより快適になります。

つまり、180cmでもフィットでの車中泊は十分可能ですが、段差対策と就寝姿勢の工夫が重要です。

2人でも車中泊を快適に過ごすには

ホンダフィットと海

フィットで2人が車中泊をするには、スペースを効率的に活用する工夫が求められます。コンパクトカーであるフィットでも、工夫次第で快適な空間をつくることは可能です。

まず大前提として、後部座席をフルに倒してベッドスペースを確保しましょう。170cm程度のスペースが取れるため、1人であれば余裕ですが、2人の場合はやや窮屈です。荷物を極力減らし、寝具や収納グッズを最小限にまとめておくことがポイントです。

おすすめは、幅100cm程度の敷布団を1枚敷く方法です。実際にはニトリの敷布団がフィット車内に「シンデレラフィット」すると話題になっています。1枚で2人が寝ることができ、足元をやや斜めにすることでスペースを広く活用できます。

また、荷物はカーゴスペースやルーフボックスなどに一時的に移動させることで、就寝時の圧迫感を軽減できます。照明やカーテンなど、プライバシーや快適性を高めるアイテムも2人で使うことで効果が倍増します。

ただし、体格や動きの大きい人同士ではやや窮屈になる可能性があるため、睡眠スタイルが似ている人との車中泊がより快適につながります。

旧型フィットの車中泊対応力は?

夏の景色とホンダフィット

旧型フィット(フィット3など)でも車中泊に向いているのかは、多くの中古車ユーザーが気にするポイントです。結論から言うと、旧型フィットでもしっかりとした準備をすれば車中泊は十分可能です。

フィット3は、室内全長1935mm・室内全幅1450mm・室内高1280mmと、コンパクトカーながら車内空間が広いのが特長です。この室内構造は現行モデルにも通じており、燃料タンクを前席下に配置することで後席・荷室のスペースを最大限に活かせる設計になっています。

また、シートアレンジによって「ユーティリティモード」に切り替えることができ、ほぼフラットな就寝スペースがつくれます。寝具やマットを用意することで寝心地も大きく改善され、長時間の仮眠にも対応できます。

一方で注意点として、旧型フィットは経年劣化やモデルによる仕様の違いがあるため、車内素材のヘタリやシート形状が新型より若干快適度で劣る場合があります。また、後席の可倒方法や収納構造も細かく異なることがあるため、購入前に確認が必要です。

このように、旧型フィットでも車中泊は十分に可能ですが、快適に過ごすためには車両の状態と装備をきちんとチェックした上で、必要なアイテムを揃えることが大切です。

車中泊に便利な段差・隙間の対策法

フィットと桜並木

フィットで車中泊をする際、多くの人が悩むのがシートを倒したときにできる「段差」や「隙間」です。特に、前席と後席の間に20cm前後のくぼみができてしまうため、何も対策をせずに寝ると腰や背中に負担がかかりやすくなります。

このような問題を解決するためには、手軽に入手できるクッションや折りたたみ式のマットを使う方法があります。例えば、車中泊専用マットや、ホームセンターや100円ショップで手に入る折りたたみ座布団などを活用することで、段差を埋めてフラットな寝床を作ることが可能です。

また、家庭用の敷布団(特に厚みのあるタイプ)を活用すると、多少の凹凸は気にならなくなります。中でもニトリの敷布団はサイズ的にもフィットの車内にぴったりで、自然な寝心地を得られます。

その他にも、DIYが得意な方は合板を使って段差を埋めるベッドキットを自作する方法もあります。必要に応じて高さを調整できる構造にすれば、より快適な車中泊空間が実現します。

どの方法を選ぶ場合でも、重要なのは「体が沈みすぎない」「凹凸が少ない」こと。手持ちのアイテムや予算に合わせて段差・隙間対策を行いましょう。

車中泊に最適な場所選び

車中泊に最適な場所選び

車中泊を快適に行うためには、「どこで寝るか」が非常に大切なポイントになります。どれだけ車内を整えても、場所選びを誤ると騒音や安全面の不安から安眠が妨げられてしまいます。

まず、初心者におすすめなのは「道の駅」や「高速道路のサービスエリア・パーキングエリア」です。これらの場所は24時間利用可能で、トイレが設置されているうえに照明も整っているため安心感があります。

ただし、道の駅によっては「仮眠目的以外の長時間滞在は禁止」としている場合もあります。事前に公式サイトや現地の看板で確認しておくと安心です。

一方、キャンプ場やRVパークを利用するのも選択肢の一つです。電源やゴミ処理の設備が整っており、予約制で場所が確保されていることも多いため、落ち着いて過ごせます。

また、人気のない山間部や河川敷などの「野営地」での車中泊は、周囲の安全性や地面の状況をよく見極めたうえで行う必要があります。見通しが悪かったり、地盤が緩い場所では、思わぬトラブルにつながることがあります。

快適で安心できる車中泊を行うためには、「静かで安全」「トイレが近い」「周囲に迷惑をかけない」この3つの条件を満たした場所を選ぶことが大切です。

車中泊マナーと注意点

車中泊は自由度の高い旅スタイルですが、最低限のマナーを守らなければ、周囲に迷惑をかけたりトラブルを招く恐れがあります。特に公共の場では、他の利用者への配慮が必要です。

まず気をつけたいのは「エンジンのかけっぱなし」です。寒暖差のある季節には、エアコンをつけるためにエンジンをかける人がいますが、長時間のアイドリングは騒音や排ガスによって周囲に不快感を与えてしまいます。できる限り暖房・冷房はポータブル機器や寝具で対応しましょう。

また、ゴミの放置や食べ残しの処理も重要です。ゴミは必ず持ち帰り、可能であれば消臭袋などを使って臭いの対策も行うと良いでしょう。調理をする場合も、煙や匂いが他の利用者に影響を与えないよう工夫することが求められます。

さらに、防犯面にも注意が必要です。就寝時はすべてのドアをロックし、窓を少しだけ開けて換気する際も人の手が入らないような工夫をしておくと安心です。

このように、車中泊を安全かつ快適に行うには、他人を思いやる行動と、自分自身の安全を守る意識の両方が求められます。周囲と調和しながら楽しむことが、車中泊を長く続けるうえで大切なポイントです。

フィットで快適な車中泊を実現するためのまとめ

  • フィットは一人用の車中泊に十分なスペースを確保できる
  • センタータンクレイアウトによりフラットな床を作りやすい
  • ユーティリティーモードでシートを簡単にベッド化できる
  • 就寝時は段差・隙間の対策が必要となる
  • 車中泊用マットで寝心地を大きく改善できる
  • ニトリや100均の敷布団でもコスパよく対応できる
  • 自作のベッド土台はスペースに合わせた調整が可能
  • 踏み台や合板を活用して安定性のある就寝環境を整えられる
  • 軽量な収納ボックスでスペースを無駄なく活用できる
  • 小物はソフトポケットやフックで吊るす収納が便利
  • サンシェードやカーテンでプライバシーを確保できる
  • 180cmでも斜め寝や工夫次第で快適に就寝可能
  • 2人で車中泊する場合は荷物を減らして空間を確保する必要がある
  • 旧型フィットでもシートアレンジと装備次第で車中泊は可能
  • 安心して車中泊するには場所選びとマナーの徹底が重要
目次