キャンピングカーの購入を検討する際、多くの人が気になるのが トイレ付き新車の値段はいくらなのか という点です。特に、快適な旅を実現するためにトイレやシャワー付きのモデルを選びたいと考えている方も多いでしょう。
新車のキャンピングカーの相場は、車種や設備によって大きく異なります。例えば、小型・軽キャンピングカー であれば比較的手頃な価格で購入できますが、ハイエース やキャブコンをベースにしたモデルでは、より高額になる傾向があります。さらに、最小サイズのキャンピングカー でもトイレを設置できるのか気になるところです。
この記事では、キャンピングカーの新車価格の相場 や、トイレ・シャワー付きモデルの価格帯 について詳しく解説します。どのような設備が必要なのか、コストパフォーマンスの良いモデルはどれかを知ることで、自分に最適な一台を選ぶ手助けになるでしょう。
- キャンピングカーの新車の相場や値段の目安
- トイレ・シャワー付きキャンピングカーの価格帯と設備の違い
- ハイエースや小型・軽キャンピングカーのトイレ設置の可否
- 維持費やコストパフォーマンスの良いモデルの選び方
キャンピングカーのトイレ付き新車の値段と相場を解説

- 新車のキャンピングカーの相場はいくら?
- トイレ・シャワー付きキャンピングカーの価格帯
- ハイエースベースのキャンピングカーの値段
- 小型・軽キャンピングカーの価格比較
- 最小サイズのキャンピングカーの値段と特徴
新車のキャンピングカーの相場はいくら?
新車のキャンピングカーの相場は、車種や装備の内容によって大きく異なります。一般的に、軽自動車をベースとした軽キャンピングカーであれば300万円~500万円程度、ハイエースやキャブコン(キャブコンバージョン)をベースにした中型のモデルは600万円~1,500万円程度、大型のモーターホームや輸入車モデルでは1,500万円以上となるケースが多いです。
この価格差の理由として、キャンピングカーの設備や車両のベースが関係しています。例えば、シンプルな軽キャンピングカーは、車両の価格が比較的安く、内装もコンパクトなため価格が抑えられます。一方で、バンコンやキャブコンは居住スペースが広く、キッチンやベッド、収納などを充実させるため、価格が高くなります。
また、オプションを追加することで価格はさらに上がる傾向にあります。トイレやシャワー、ソーラーパネル、リチウムバッテリーなどを装備する場合、その分費用がかかるため、最終的な価格は1,000万円を超えることもあります。新車のキャンピングカーを検討する際は、必要な設備をしっかりと選び、予算と用途に合った車両を選ぶことが重要です。
トイレ・シャワー付きキャンピングカーの価格帯

トイレやシャワーを備えたキャンピングカーは、一般的なキャンピングカーよりも価格が高くなる傾向があります。これは、設備の設置に必要なスペースや配管、給排水タンク、ボイラーなどのコストが加わるためです。
軽キャンピングカーにポータブルトイレを設置する場合、車両本体価格に数万円~数十万円の追加で済みますが、常設のカセット式トイレやマリントイレを備えた車両では、700万円~1,500万円程度の価格帯になります。また、シャワールームも設置されているモデルでは、最低でも800万円以上になることが一般的です。
特に、輸入キャンピングカーではトイレ・シャワー設備が標準装備されていることが多く、価格も1,500万円を超えるモデルが多数あります。国産モデルでも、大型のキャブコンやバスコンにはトイレ・シャワー付きのものが多く見られます。
トイレ・シャワーを搭載することで快適性は向上しますが、その分メンテナンスや汚水処理の手間が増える点も考慮する必要があります。価格と利便性のバランスを見極めたうえで、自身のキャンピングスタイルに合った車両を選ぶことが重要です。
ハイエースベースのキャンピングカーの値段
ハイエースをベースにしたキャンピングカーは、日本国内で特に人気の高い車種の一つです。価格帯は500万円~1,200万円程度と幅広く、装備やカスタムの内容によって変動します。
エントリーモデルの場合、ハイエースの標準ボディに簡易的なベッドや収納を設置し、500万円~700万円程度で購入できます。一方で、本格的な内装を施し、トイレ・シャワー・キッチン・ソーラーパネルなどを備えたモデルでは、1,000万円を超えることもあります。
ハイエースはキャンピングカーのベース車両として優れており、その理由として耐久性の高さやメンテナンスのしやすさ、カスタマイズの自由度が挙げられます。特に、スーパーロングやワイドボディモデルでは、広い居住スペースを確保できるため、長距離の旅や長期滞在にも適しています。
ただし、ハイエースベースのキャンピングカーにはトイレやシャワーを設置するスペースが限られるため、小型のポータブルトイレを採用するケースが多いです。常設トイレを求める場合は、キャブコンやバスコンなどの車種を検討する必要があるでしょう。
小型・軽キャンピングカーの価格比較

小型・軽キャンピングカーは、コンパクトながらも必要な設備を備えており、比較的手頃な価格で購入できる点が魅力です。価格帯は300万円~600万円程度が一般的で、装備やカスタマイズの内容によって変動します。
例えば、軽自動車をベースにした「軽キャンピングカー」は300万円~500万円程度のモデルが多く、シンプルなベッドや収納スペース、簡易キッチンが付属することが一般的です。一方で、ハイエースやNV200などをベースにした「小型バンコン」は400万円~800万円程度の価格帯で、軽キャンピングカーよりも広い居住スペースを確保できるため、家族での旅行にも適しています。
小型キャンピングカーの価格を左右する要素には、車両のベースモデル、内装の仕上げ、オプションの有無があります。トイレやシャワー、リチウムバッテリーなどの装備を追加すると、価格はさらに上がるため、どの機能が本当に必要なのかをよく考えることが大切です。
コストを抑えたい場合は、中古車市場で比較検討するのも一つの方法です。中古の小型キャンピングカーは、新車よりも20%~40%程度安くなることが多く、カスタム済みの車両も見つかるため、予算に合わせた選択が可能です。
最小サイズのキャンピングカーの値段と特徴

最小サイズのキャンピングカーは、軽自動車やコンパクトバンをベースにしたモデルが多く、取り回しのしやすさや駐車のしやすさが特徴です。価格帯は250万円~500万円程度が一般的で、装備の内容やカスタマイズによって変動します。
このサイズのキャンピングカーは、一人旅や夫婦での旅行に適しており、最低限の設備が揃っています。一般的に、車内には折りたたみ式のベッド、簡易的なキッチン、収納スペースなどが設置されており、一部のモデルではポータブルトイレを搭載することも可能です。
しかし、最小サイズのキャンピングカーは、居住空間が狭いため、長期間の滞在や家族での使用には向いていません。また、シャワー設備が搭載されることはほとんどなく、給水タンクの容量も限られるため、キャンプ場やRVパークの施設を活用する前提で使う必要があります。
その一方で、燃費が良く、維持費も安く済むため、コストを抑えてキャンピングカーライフを楽しみたい方には最適な選択肢となるでしょう。特に都市部での使用を考えている場合、小型サイズのキャンピングカーは非常に実用的です。
キャンピングカーのトイレ付き新車を選ぶポイントと価格比較
- トイレ付きキャンピングカーの価格を左右する要素
- ハイエースベースのトイレ付きキャンピングカーの選び方
- 小型キャンピングカーでもトイレ付きは可能?
- トイレ・シャワー付きキャンピングカーの維持費は?
- 価格と機能のバランスが取れたおすすめのモデル
トイレ付きキャンピングカーの価格を左右する要素

トイレ付きキャンピングカーの価格は、いくつかの要素によって大きく変動します。特に重要なのは、車両のベースモデル、トイレの種類、追加設備の有無です。
まず、ベースとなる車両によって価格が決まります。軽自動車をベースにした軽キャンピングカーは300万円~500万円程度ですが、ハイエースやキャブコンタイプのモデルでは600万円~1,500万円ほどになります。さらに、大型のモーターホームや輸入車モデルは1,500万円以上になることも珍しくありません。
次に、トイレの種類も価格に影響を与えます。ポータブルトイレは数万円程度で済みますが、カセット式トイレやマリントイレは設備の工事が必要なため、費用が100万円以上かかることもあります。新しい技術を採用した「焼却式トイレ」などは、さらに高額になります。
また、追加設備の有無も価格を左右します。例えば、シャワー、給排水タンク、ボイラー、ソーラーパネル、リチウムバッテリーなどを追加すると、最終的な価格は大きく上昇します。特に、トイレを快適に使うための設備(換気システムや防臭機能付きの汚水タンクなど)が充実している車両は、その分コストがかかります。
トイレ付きキャンピングカーを検討する際は、必要な設備と予算のバランスを考え、どこまで快適性を求めるのかを明確にすることが重要です。
ハイエースベースのトイレ付きキャンピングカーの選び方

ハイエースをベースにしたトイレ付きキャンピングカーは、コンパクトながらも利便性が高く、多くのキャンピングカーメーカーから販売されています。選ぶ際のポイントは、トイレの設置スペース、使い勝手、価格のバランスです。
まず、トイレの設置スペースを確認することが重要です。ハイエースは比較的コンパクトな車両のため、常設トイレを設置できるモデルは限られます。多くのハイエースキャンピングカーでは、マルチルームにポータブルトイレを設置するタイプが一般的です。一部のモデルではカセット式トイレを設置できるものもありますが、スペースの確保が課題となります。
次に、使い勝手も重要です。トイレは設置できても、狭すぎて使いづらい、汚水処理が面倒といった問題が発生することがあります。トイレの利便性を考えると、換気設備や消臭機能がしっかりしているモデルを選ぶと快適に使用できます。
また、価格のバランスも考慮しましょう。ハイエースベースのキャンピングカーは500万円~1,200万円程度が相場ですが、トイレやシャワーを追加することで価格はさらに上昇します。コストを抑えたい場合は、ポータブルトイレを利用する方法も選択肢に入れるとよいでしょう。
ハイエースベースのキャンピングカーを選ぶ際は、実際の使用シーンを想定し、必要な機能を備えたモデルを選ぶことが大切です。
小型キャンピングカーでもトイレ付きは可能?
小型キャンピングカーでも、トイレを設置することは可能です。ただし、車内スペースが限られているため、トイレの種類や設置方法を工夫する必要があります。
一般的に、小型キャンピングカーではポータブルトイレが採用されることが多いです。ポータブルトイレは軽量で持ち運びができ、使用後に汚水を適切な場所で処理すれば簡単に管理できます。また、軽キャンピングカーやバンコンには、マルチルームを備えたモデルもあり、このスペースをトイレ用に活用することが可能です。
一方、カセット式トイレやマリントイレを設置するのは難しい場合が多く、特に軽キャンピングカーではスペースや給排水設備の関係で対応できないことがほとんどです。ただし、一部の小型バンコンでは、カセット式トイレを設置できるモデルもあります。
トイレを設置する場合、換気や消臭対策も重要です。狭い車内では臭いがこもりやすいため、消臭機能のある専用薬剤を使用したり、換気システムを追加したりすることで快適性を向上させることができます。
小型キャンピングカーでもトイレ付きにすることは可能ですが、どのような設備が必要なのかを考えた上で、適切なモデルを選ぶことが大切です。
トイレ・シャワー付きキャンピングカーの維持費は?

トイレ・シャワー付きのキャンピングカーは、快適な旅を実現できる一方で、維持費が一般的なキャンピングカーよりも高くなる傾向があります。維持費の主な要因は、燃料費、メンテナンス費、水回りの消耗品、駐車場代、保険料などです。
まず、燃料費はキャンピングカーのサイズやエンジンの種類によって異なります。トイレ・シャワー付きの車両は比較的大型のものが多く、軽キャンピングカーよりも燃費が悪くなる傾向があります。ハイエースクラスのバンコンではリッター8~10km程度、キャブコンでは6~8km程度になることが一般的です。
次に、メンテナンス費がかかります。特に、トイレやシャワーは使用頻度によって劣化しやすく、給排水タンクの清掃、ポンプやパイプの点検などが必要になります。トイレの汚水タンクは定期的に洗浄し、専用の消臭剤や分解剤を補充する必要があります。
また、水回りの消耗品として、専用のトイレットペーパーや薬剤、フィルターの交換などが必要です。特に、汚水処理を快適にするための専用薬剤は定期的に補充する必要があり、月に数千円程度かかることもあります。
さらに、駐車場代にも注意が必要です。一般的な駐車場ではキャンピングカーのサイズが制限されるため、大型車専用の駐車場を契約する場合、通常の乗用車よりも高額になることがあります。
保険料も考慮しなければなりません。キャンピングカーは一般の乗用車よりも車両価格が高いため、自動車保険の料率が高めに設定されることが多いです。特に、新車で1,000万円を超えるキャンピングカーの場合、車両保険をつけると年間数十万円になることもあります。
これらの要素を考慮すると、トイレ・シャワー付きキャンピングカーの維持費は、年間で数十万円~100万円程度かかることもあります。そのため、購入前に維持費のシミュレーションをしておくことが重要です。
価格と機能のバランスが取れたおすすめのキャンピングカー

トイレ・シャワー付きキャンピングカーを選ぶ際は、価格と機能のバランスが重要です。高価格なモデルほど充実した設備が整っていますが、予算に応じて適切な機能を備えたモデルを選ぶことが大切です。ここでは、コストパフォーマンスに優れたモデルをいくつか紹介します。
1. バンテック「ジル520」
価格帯:1,100万円~1,300万円
特徴:カセット式トイレ、シャワールーム、家庭用エアコン、冷蔵庫、ソーラーパネル
ジル520はキャブコンタイプのキャンピングカーで、広々とした室内空間と充実した設備が魅力です。特にトイレ・シャワー付きでありながら、比較的コンパクトなボディで運転しやすいのが特徴です。
2. ナッツRV「ボーダータイプD」
価格帯:1,700万円~1,800万円
特徴:カセットトイレ、シャワー、FFヒーター、大型収納スペース
ボーダータイプDは、トイレやシャワーだけでなく、居住性にも優れたモデルです。マルチルームを完備し、長期間の旅行にも適した設計になっています。
3. フィアット「デュカト アドリア ツイン600SPB」
価格帯:900万円~1,100万円(中古車)
特徴:カセットトイレ、シャワー、ソーラーパネル、インバーター
デュカトベースのキャンピングカーは、ヨーロッパ仕様のスタイリッシュなデザインが特徴です。機能性が高く、トイレ・シャワー設備も標準装備されており、長距離旅行にも適しています。
4. レクビィ「ファイブスター」
価格帯:700万円~900万円
特徴:ポータブルトイレ、シャワー(オプション)、コンパクト設計
ファイブスターはハイエースベースのバンコンタイプで、比較的手頃な価格ながら設備が充実しています。ポータブルトイレを設置することで、トイレの有無を選べるのもポイントです。
このように、トイレ・シャワー付きキャンピングカーの中でも、価格と機能のバランスが取れたモデルは多く存在します。予算や用途に応じて最適な1台を選びましょう。
キャンピングカーのトイレ付き新車の値段と選び方
- 新車のキャンピングカーの相場は300万円~1,500万円以上と幅広い
- 軽キャンピングカーは300万円~500万円程度で購入できる
- 中型のキャブコンは600万円~1,500万円ほどになる
- 大型モーターホームや輸入車は1,500万円以上が一般的
- トイレ・シャワー付きモデルは最低でも700万円以上が多い
- 輸入キャンピングカーはトイレ・シャワーが標準装備されることが多い
- ハイエースベースのキャンピングカーは500万円~1,200万円程度
- 小型キャンピングカーはスペースの関係でポータブルトイレが主流
- カセットトイレやマリントイレは設置コストが高くなる
- トイレ・シャワーの維持費には清掃や消耗品のコストがかかる
- 大型キャンピングカーは燃費が悪く、維持費が高くなりやすい
- 価格と機能のバランスを見極めることが重要
- ハイエースのトイレ付きモデルはマルチルームの有無を確認すべき
- 小型キャンピングカーでもトイレ付きにすることは可能
- 予算に合わせて設備を取捨選択することが賢明