エクストレイルの中古車がなぜ安いのか気になる方も多いのではないでしょうか。SUV市場で人気のあるエクストレイルですが、同クラスのライバル車と比べて中古価格が下がりやすい傾向があります。
エクストレイルはどんな人に向いているのか、また購入者の年齢層はどのような層が多いのかを知ることで、自分に合った車かどうかを判断しやすくなります。特に、ハイブリッドやディーゼルといったエンジンの種類による違いは、燃費や維持費にも影響するため、選び方のポイントになります。
また、エクストレイルの旧型モデルはかっこいいデザインが魅力的ですが、どの年式がおすすめなのかを知ることも重要です。中古車市場では、価格の相場や装備の違いを把握することで、よりお得に購入することができます。しかし、中古車には注意点もあり、故障が多い車両を避けるためにはチェックすべきポイントがあります。
この記事では、エクストレイルの中古車が安い理由や、後悔しない選び方、相場情報、人気のグレードなどを詳しく解説します。エクストレイルの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
- エクストレイルの中古車が安い理由と価格が下がる要因
- 中古エクストレイルの相場やおすすめの年式・グレード
- 中古車を購入する際の注意点や後悔しない選び方
- ハイブリッドやディーゼルの違いと燃費・維持費の比較
エクストレイルの中古はなぜ安い?価格が下がる理由とは

- エクストレイルはどんな人が向いていますか?
- エクストレイルで一番人気なグレードは?
- エクストレイルの購入者の年齢層は?
- ハイブリッドとディーゼルどちらがいい?
- 旧型エクストレイルはかっこいい?おすすめ年式を解説
エクストレイルはどんな人が向いていますか?

エクストレイルは、アウトドアを楽しむ人やファミリー層に適したSUVです。もともとタフな走行性能を持ち、悪路や雪道でも安定した走りができるため、キャンプやスキーなどのレジャー用途に最適です。また、荷室が広く、大きな荷物を積めるため、日常使いでも利便性が高いのが特徴です。
一方、都市部での運転が多い人には、車体の大きさがデメリットになる可能性があります。狭い道路や駐車場での取り回しに慣れていないと、運転が難しく感じるかもしれません。
さらに、エクストレイルにはハイブリッドモデルやディーゼルモデルがあり、それぞれ燃費や走行性能に特徴があります。燃費を重視するならハイブリッド、長距離や悪路を走るならディーゼルが向いているでしょう。
このように、エクストレイルは「アウトドアを楽しむ人」「荷物を多く積む機会がある人」「安全性の高いSUVを求める人」に特におすすめの車です。
エクストレイルで一番人気なグレードは?

エクストレイルで特に人気があるのは「X」グレードです。これは、価格と装備のバランスが取れており、多くのユーザーにとってコストパフォーマンスが高いと評価されているためです。
Xグレードには、安全性能を高める「プロパイロット(運転支援機能)」や、快適な走行をサポートする「インテリジェント4×4(四輪駆動)」が搭載されており、普段使いからレジャー用途まで幅広く対応できます。また、エクストレイルの中では比較的手の届きやすい価格帯であり、燃費性能も優れているため、経済性を重視する人にも適しています。
一方で、より高級感を求めるなら「G」グレード、デザインや特別仕様を重視するなら「AUTECH」グレードも選択肢に入ります。ただし、それぞれ価格が上がるため、自分の用途と予算を考えて選ぶことが大切です。
Xグレードは、装備・価格・性能のバランスが良く、幅広いユーザーに支持されていることから、エクストレイルの中で最も人気のあるグレードといえます。
エクストレイルの購入者の年齢層は?

エクストレイルの購入者は30代から50代が中心ですが、若い世代からシニア層まで幅広く支持されています。
エクストレイルは2000年に初代モデルが登場し、当時の20代・30代のアクティブな層に人気がありました。その世代が年齢を重ね、現在は40代・50代となったことで、エクストレイルの購入者層も変化しています。特に、ファミリー層やアウトドアを楽しむ人たちにとって、実用性の高さが魅力となっています。
一方、若年層には初代・2代目の中古モデルが根強い人気です。価格が手頃でカスタマイズしやすいため、SUVらしい無骨なデザインを好む人に選ばれています。また、最新の4代目(T33型)は、デザインが都会的になったことから、都市部でSUVを求める人にも受け入れられています。
このように、エクストレイルは年代を問わず幅広い層に人気があるSUVですが、特に40代・50代のファミリー層やアウトドア好きの人に多く購入されている傾向があります。
ハイブリッドとディーゼルどちらがいい?

エクストレイルのハイブリッドとディーゼルは、それぞれ異なる特徴を持ち、用途によって向いているタイプが異なります。
ハイブリッドモデルは、燃費の良さと静粛性の高さが魅力です。特に市街地での運転が多い人や、燃料費を抑えたい人に適しています。エンジンとモーターを併用することで、低速域ではモーターのみで走行し、ガソリンの消費を抑えられます。また、エンジンの振動が少なく、快適な乗り心地を求める人にもおすすめです。ただし、ハイブリッド車はバッテリーのメンテナンスが必要になるため、長期間乗る場合は維持管理にも注意が必要です。
一方、ディーゼルモデルは、トルクが強く、長距離走行や悪路走破性に優れています。特に高速道路での走行が多い人や、アウトドアやオフロードを走る機会が多い人にはディーゼルが向いています。また、燃料費も軽油のため比較的安く抑えられるのがメリットです。ただし、ディーゼル車はDPF(ディーゼル微粒子フィルター)のメンテナンスが必要で、短距離走行が多いと目詰まりを起こしやすい点に注意が必要です。
このように、燃費や静粛性を重視するならハイブリッド、パワフルな走りと耐久性を求めるならディーゼルが適しています。自分の使い方に合ったモデルを選ぶことが重要です。
旧型エクストレイルはかっこいい?おすすめ年式を解説

エクストレイルの旧型モデルは、無骨でタフなデザインが魅力で、特に初代(T30型)や2代目(T31型)は「かっこいい」と評価する人が多くいます。
初代(T30型)は、角ばったデザインとシンプルなスタイルが特徴です。アウトドア志向の強いデザインで、SUVらしい力強さを感じさせます。また、4WD性能も高く、雪道や山道でもしっかりと走れるため、アウトドア用途での人気が続いています。
2代目(T31型)は、初代のデザインを受け継ぎながら、より洗練されたスタイルになりました。オフロード性能はそのままに、内装の質感が向上し、快適性が高まっています。特にディーゼルモデルが追加されたことで、パワフルな走りを求める人にも選ばれています。
3代目(T32型)は、それまでの無骨なデザインから都市型SUVへとシフトしました。ボディラインが滑らかになり、街乗りにも適したデザインになっています。ただし、「旧型らしいゴツさ」を求める人には、やや物足りなく感じることもあるかもしれません。
おすすめの年式としては、アウトドアや無骨なスタイルを求めるなら、2代目T31型の2012年~2013年式が良い選択です。ディーゼルエンジンを搭載したモデルもあり、燃費や走行性能のバランスが取れています。一方、ファミリー向けや燃費を重視するなら、3代目T32型の2017年以降のモデルが候補に挙がります。この年式では、安全装備が強化されているため、より快適に運転できます。
このように、旧型エクストレイルの魅力はデザインや用途によって異なります。無骨なデザインが好みならT30・T31型、快適性を重視するならT32型がおすすめです。
エクストレイルの中古を購入時の注意点と後悔しない選び方

引用:NISSAN
- エクストレイルの中古車の燃費はどれくらい?
- エクストレイルの中古相場をチェック!
- エクストレイル中古の注意点は?
- エクストレイルの中古で後悔する?故障は多い?
- エクストレイルの中古を安く買うコツとは?
エクストレイルの中古車の燃費はどれくらい?

エクストレイルの中古車の燃費は、モデルやエンジンの種類によって大きく異なります。特に、ガソリン車・ハイブリッド車・ディーゼル車で燃費性能が変わるため、選ぶ際にはそれぞれの特性を理解することが大切です。
ガソリンモデル(T31・T32型)の燃費は、一般的にリッター10~15km程度です。特にT31型は車重があるため燃費が伸びにくく、市街地ではリッター10km前後になることが多いです。一方、T32型は燃費性能が向上し、高速走行では15km/L近く出ることもありますが、市街地では12~13km/L程度が一般的です。
ハイブリッドモデル(T32型以降)は、燃費性能が高く、リッター18~20km程度を記録することが多いです。特に都市部でのストップ&ゴーが多い環境では、エンジンの作動時間が短くなるため、燃費を向上させやすい点がメリットです。ただし、高速道路をメインで走る場合は、ガソリン車との差が小さくなることがあります。
ディーゼルモデル(T31型)は、燃費性能に優れ、リッター14~16km程度を記録することが多いです。特に高速道路をメインに走る場合、軽油の安さも相まって経済的に運用しやすいのが特徴です。ただし、短距離走行が多い場合はDPF(ディーゼル微粒子フィルター)の詰まりが発生しやすく、メンテナンスが必要になる点に注意が必要です。
このように、エクストレイルの中古車の燃費は、エンジンの種類や使用環境によって大きく変わります。市街地走行が多いならハイブリッド、高速道路をよく使うならディーゼル、価格とバランスを重視するならガソリンモデルが選択肢になります。
エクストレイルの中古相場をチェック!

エクストレイルの中古車の相場は、年式やグレード、走行距離によって大きく異なります。ここでは、T31型(2代目)、T32型(3代目)、T33型(4代目)の相場をそれぞれ確認していきます。
T31型(2007年~2013年)は、比較的価格が安く、相場は20万~180万円程度です。特に2007年~2010年の初期モデルは50万円以下で購入できることも多いですが、状態が良いものは100万円を超えるケースもあります。また、ディーゼルモデルは需要が高いため、200万円近い価格で取引されることがあります。
T32型(2013年~2022年)は、流通台数が多いため、選択肢が豊富です。相場は40万~320万円程度となっており、年式や装備の充実度によって価格が変わります。特に、2017年以降のマイナーチェンジモデルは、安全装備が強化されているため、価格が高めに設定されています。ハイブリッドモデルは燃費性能の高さから人気があり、価格が落ちにくい傾向があります。
T33型(2022年~)は、まだ中古市場に流通している台数が少なく、価格も高めです。相場は360万~530万円程度で、新車価格に近い水準となっています。特に、人気のあるグレード「G」や特別仕様の「AUTECH」は、リセールバリューが高く、中古市場でも高値で取引されています。
このように、エクストレイルの中古相場は、型式によって大きな違いがあります。価格重視ならT31型、装備や燃費のバランスを求めるならT32型、新しいモデルを狙うならT33型が選択肢となります。
エクストレイル中古の注意点は?

エクストレイルの中古車を購入する際には、いくつかの注意点を押さえておく必要があります。特に、走行距離や車両の状態、年式による装備の違いをよく確認しないと、後悔することになりかねません。
まず、走行距離が多い個体は、エンジンやサスペンションの消耗が進んでいる可能性があります。エクストレイルは比較的丈夫な車ですが、10万km以上走行している場合は、オイル漏れや足回りの劣化に注意が必要です。また、定期的なメンテナンスが行われていたか、整備履歴を確認することも大切です。
次に、サビや劣化のチェックも重要です。エクストレイルはアウトドア用途で使われることが多いため、雪道や海沿いで使用されていた車両は、車体の下回りにサビが発生していることがあります。購入前に車両をしっかり確認し、サビが広がっていないかチェックしましょう。
また、年式によって装備が異なる点にも注意が必要です。特に、T31型や初期のT32型には、最新の運転支援システム(プロパイロットやアラウンドビューモニターなど)が搭載されていません。安全装備を重視する場合は、2017年以降のT32型を選ぶのが良いでしょう。
さらに、エクストレイルの中古車は流通台数が多いため、価格にもばらつきがあります。相場より極端に安いものは、修復歴がある可能性があるため、購入時には修復歴の有無を確認することが大切です。
このように、エクストレイルの中古車を購入する際には、走行距離・サビ・装備の違い・価格の妥当性などをしっかりと確認し、慎重に選ぶことが重要です。
エクストレイルの中古で後悔する?故障は多い?

エクストレイルの中古車は市場に多く出回っていますが、購入後に「後悔した」と感じる人もいます。特に、故障や維持費の面で不安を持つ人も少なくありません。しかし、適切な車両選びをすれば、大きなトラブルを避けることができます。
エクストレイルの中古車でよくある後悔のポイントの一つは「燃費が思ったより悪い」ことです。特にガソリンモデルは、市街地走行ではリッター10km前後になることもあります。ハイブリッドモデルを選べば燃費は向上しますが、価格も高めになるため、コストとのバランスを考える必要があります。
次に、「故障が多いのでは?」という不安を持つ人もいます。エクストレイルは耐久性の高い車ですが、T31型以前のモデルは走行距離が10万kmを超えているものが多く、サスペンションやエンジン回りの消耗が進んでいる可能性があります。特に、エアコンのコンプレッサーや足回りの部品は劣化しやすいため、購入前に整備履歴を確認することが大切です。
また、アウトドアや悪路で使われることが多いため、下回りのサビが発生していることもあります。特に雪国や海沿いで使用されていた個体は、フレームや足回りにサビが広がっていることがあるため、事前に確認しておくことをおすすめします。
このように、エクストレイルの中古車を選ぶ際には、燃費・整備履歴・サビの有無をしっかりチェックすることが重要です。適切な車両を選べば、大きなトラブルなく長く乗り続けることができるでしょう。
エクストレイルの中古を安く買うコツとは?

エクストレイルの中古車は人気が高いため、価格が安定しており、大幅な値引きが難しいこともあります。しかし、いくつかのポイントを押さえれば、よりお得に購入することが可能です。
まず、狙い目となるのは「旧型モデル」や「型落ち車」です。特に、T32型(2013年~2022年)は流通台数が多いため、価格が比較的抑えられています。2022年にT33型(現行モデル)が登場したことで、T32型の価格は下がる傾向にあります。最新モデルにこだわらなければ、コストを抑えて購入しやすくなります。
次に、「走行距離がやや多い車両」を狙う方法があります。一般的に、走行距離が5万km以下の車両は人気が高く価格も上がりやすいですが、7万~10万km程度の車両であれば、大きなトラブルなく購入できる可能性が高まります。エクストレイルは耐久性が高いSUVのため、適切に整備されていれば10万km以上でも問題なく走行できることが多いです。
さらに、「決算期やキャンペーン時期」を活用するのも効果的です。多くの販売店では、3月や9月の決算期に在庫車を売り切るため、大幅な値引きや特典を用意することがあります。この時期に合わせて交渉すれば、通常よりも安く購入できる可能性があります。
また、「認定中古車や保証付きの車両」を選ぶことで、多少価格が高くても安心して長く乗れる選択ができます。安さだけを追求するのではなく、長期的に見てコストパフォーマンスの良い車両を選ぶことが大切です。
このように、エクストレイルの中古車を安く買うためには、旧型モデルの選定、走行距離のバランス、購入時期の工夫、保証の確認などを意識することが重要です。適切な方法で探せば、満足のいく一台を見つけることができるでしょう。
エクストレイルの中古はなぜ安いのか?理由とポイントを解説
- エクストレイルはアウトドア向きのSUVで、悪路走行に強い
- 人気のグレードは「X」で、装備と価格のバランスが良い
- 購入者層は30代~50代が中心で、特にファミリー層に支持されている
- ハイブリッドは燃費重視、ディーゼルはパワーと長距離走行向き
- 旧型モデルは無骨なデザインが人気で、T31型は特に評価が高い
- ガソリン車の燃費は10~15km/L、ハイブリッドは18~20km/L
- T31型は中古相場が20万~180万円、T32型は40万~320万円
- 中古のエクストレイルは走行距離が多い個体が多いため要注意
- アウトドア利用が多いため、車体のサビや劣化を確認する必要がある
- 初期のT32型は運転支援機能が少ないため、2017年以降がおすすめ
- 中古市場の流通台数が多く、供給過多で価格が下がりやすい
- ライバル車(RAV4やCX-5)の登場で相対的に人気が落ちた
- 新車時の値引きが大きかったため、中古市場でも価格が下がりやすい
- 旧型のFF(前輪駆動)仕様は4WDより安く取引される傾向がある
- 決算期やキャンペーン時期を狙えば、より安く購入しやすい